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宮古島大会の攻略のポイントは スイムとバイクのタイムマネジメント スイムとバイクの タイムマネジメント

コースの変更で去年よりハードに、そして以前の盛り上がりを楽しめる大会に!

今年は大会前後にパーティーが開催されたり、同伴フィニッシュができるようになったりと宮古島大会の醍醐味を楽しめる大会になると思います!大会まであと2ヶ月少し。より楽しめるように、そして完走できるようにこのコラムで色々とお伝えしていきたいと思います。

昨年からの変更点は大きく2つ。1つ目はスイムコースが2周回からM字になりました。ビーチの砂が減ってしまいスタート位置も変更となりました。一斉スタートになり、周回コースでなくなったので速い人が後ろから来ることがないので、気持ちに余裕を持つことができると思います。現地入りしたらコース試泳やT1までのルート確認をしておきましょう。

昨年のスイムは2019年の宮古島大会と同じコースでしたが、私は10分ほど長くかかりました。これは私だけの現象ではなく、他の参加者も同じような傾向にありました。スイムがギリギリな方にとってはバイクで追い上げなければならないので大変だったと思います。大会後に参加者の方と話をしたところ、「前日も潮の流れが強かったので、スイムの練習を断念した」と言っていた人がいました。トライアスロンは天候や自然条件によって記録が大きく左右されるスポーツです。スイムが不安な方は泳ぐ機会を増やしてほしいです。ウエットスーツも今のうちから着て、快適に泳げるか確認しましょう。もしウエットスーツをオーダーするならば4〜8週間ほどかかるので、今から準備をする必要があります。

スイムの制限時間は1時間50分。一斉スタートになるので、ゆっくりスタートしたとして100m3分30秒ぐらいで泳げればバイクに進めます。潮の流れが強い場合はタイムが落ち、体力も消耗します。タフなコンディションになった時のことを考えて、プールでは100m3分ペースで3000m(1時間30分)を泳げるようになってほしいです。
しかし大会当日に無理をするのは禁物。どれだけトレーニングを積んでも不測の事態は起こるもの。もし思うように泳げないようであれば、スイムスキップやリタイアも視野に入れて、安全第一に大会を楽しむことを忘れないようにしてください。
※昨年スイムでリタイアした選手16名、スイムスキップ10名

2つ目はランが周回コースから往復コースになり昨年の30kmから35kmに、制限時間は30分伸びました。完走がギリギリな方にとって5kmを30分で走るのは厳しいと思うので、昨年以上の走力が必要です。従来の平良城辺線を往復するコースでアップダウンが多くタフです。また真っ直ぐな道をひたすら進んで折り返すので、来た道を戻るのか〜ときつく感じる方もいるかもしれませんし、あとは今来た道を走るだけ!と感じるかもしれません。周回コースと違い、往復でのすれ違いで仲間と声を掛け合って走れるので力をもらいながら走れると思います。

バイクコースは変更ありません。バイクをギリギリで終えればランの制限時間は35kmで5時間。㌔8分で走ればフィニッシュできます。スイムをギリギリで終えた場合、バイクの制限時間は5時間10分。アベレージ25km/hで乗り切ればランに移れます。ランの時間は十分あるので、バイクまで乗り切れば完走が見えてきます!そして今年は同伴フィニッシュが以前のようにできるようになりました。宮古島大会ではたとえば地元の先生が出場するとその生徒達と一緒にフィニッシュをするのですが、今年はその光景を見られるのがとても楽しみです。仲間や家族の方と一緒に笑顔でフィニッシュしたいですね!終了後には花火も上がるそうです!

本番に備えたギアの準備を!

まずはそれぞれのギアをしっかりと準備しましょう。まず、スイムは今の時期からウエットスーツを着て泳いでみてください。きつかったり、破損している場合、もしウエットスーツをオーダーするならば4〜8週間ほどかかるので、今から準備をする必要があります。

 バイクは本格的な練習を始めていない方も大会に向けてバイクの整備を始めます。タイヤはパンクしていないか、それ以外のパーツもきちんと揃っているのか、バイクの梱包やパンク修理はきちんとできるかといったことをチェックしていきます。足りないパーツがあった場合、直前では揃わない可能性もあります。今からきちんと必要なものをリストアップして、大会ではスムーズに乗れる状態にしておくことが大切です。補給用のボトルもしっかり付いているのかも実走してチェックしておきます。私は昨年あるレース中にボトルケージが取れかけて、一度止まって時間をロスしました。下手したらそれが原因で落車していた可能性もあります。ネジのゆるみが原因でDHバーやサドルが緩んでしまい、レース中に直す方もいます。何度も大会に出場をしている方でも起こるアクシデントなので、皆さんしっかりと普段からチェックをするようにしてください。

そして、昨年も書きましたが『ストロングマンテキスト』に定められているように、バイク預託時にバイクボトルは2本必要です。バイクの預託前に慌てないように、今から準備しておきましょう。ラン用のシューズも2足必要です。私は経験がありませんが、悪天候等でデュアスロンになった際に2足が必要になります。シューズがない方はサンダルで走ったという話を聞いています。いまから本番で履くシューズをたまに履いて足を慣らしていくのも練習のひとつです。

また、今回から宮古島大会ストロングマン公式ストアがオープンするそうです!
エキスポ会場となる JTAドーム屋外広場や宮古島東急ホテルに出展予定ですが、今はトライウェアのみオンラインで先行予約販売がスタートしています。是非覗いてみてくださいっ!
https://champ-sys.jp/collections/tri-miyako24
申込締切:2月29日(木)
商品お届け:3月25日(月)頃

 忙しい日や天候が悪い日でも一日一分は大会のことを考えて、自宅でできるトレーニング等を継続できると本番必ず力になります。大会までに最低限必要なトレーニングの詳細は、昨年のコラムに詳しく記しています。ぜひ、そちらをご覧ください。

太田 麻衣子

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プロフィール
  • 2023年 宮古島大会 女子準優勝
  • 2022、2023年 IRONMAN世界選手権出場
  • 2022、2023年 佐渡日本選手権 女子準優勝
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